尾島のひとりごと

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インドネシア旅 スンバ島でご先祖様マラプと生きる村

      2018/11/24

まいどOjiです

先日日本から2人の大学生と旅した時の模様をアップ

今回一緒に旅したリクは小さい頃、よく家族旅行でランカウイ島に遊んだ仲で、実に13年ぶり?の再会&初インドネシア。

彼が7歳の時に貰ったメール!あの頃はほんと可愛かった。 現在大学で観光による地域振興等を学んでる

もう一人のレンは、リクの幼馴染で彼の誘いに乗っかり初めての海外旅行。 将来広告や経営に興味があって大学で勉強中。

記憶に残る忘れられない旅をしよう!と珍道中の大冒険が始まった。

今回の旅先は、バリ島から飛行機で1時間にあるスンバ島。

インドネシアをよく知る人でないとわからない島で、オーストラリア大陸に近く、精霊崇拝やご先祖崇拝等が未だに息づく島。

僕らは島西部にあるタンボラカ空港に到着後、街の市場で噛みタバコを購入後、

車でおよそ一時間掛けて

山間部にひっそりあるマノラ村に到着。 今回この村に1泊させて頂くのだ。

2人にとって、テレビでみる世界に入り込んだように思えただろうなぁ。

噛みタバコするのがこの村の挨拶で、僕らも郷に入れば郷に従えと、

乾燥したビンロウの実を口に頬張りかみ砕く。 口中の水分が一気に吸い取られる渋みとえぐみが強烈だったけど、大人になって初めて飲んだお酒の時のような気分だった。 終始和やかな空気に包まれていたが、突然あわただしくなった。村人以外の人を受け入れるため、マラプと呼ばれる御先祖様に許しを頂く儀式の準備が始まっていた。

部屋の中心に釜土があり、火を入れて

物々しく儀式が始まり、地元の言語で唱えマラプにお許しを頂き、鶏を絞める

マラプの答えは鶏の内臓にあり、祈祷師のおじちゃんは鶏の腹を割いて内臓リーディング

マラプからの答えはOKだったみたいで、これで僕らは無事許可を頂け、この村で宿泊出来る事になった。

村の子供に僕らが用意してきた筆記用具や服等を寄付させてもらった。

そうこうしている中、あっという間に日が暮れて夜飯の時間になり、食事前もマラプにお許しを頂く儀式を済ませ、

言うまでもないが夕食は鶏肉料理。

味付けは塩のみで質素だったけど、みんな囲んで食べる時間はとても幸せで、思い出深かった。 食後ゆっくりした時間が過ぎ、最後僕らはゴザが敷かれところで眠りについた。

翌朝、水浴びに行くよと誘われ一緒について行ったが、

やっぱり大変だった(笑) 水浴びするのに山道をサンダルで、つるつる転びながら約1時間。 誘ってくれた地元の子らは毎日この山道を歩き、水を運び、洗濯をしてるそうだ。

家中が釜土の煙で燻され、体全身が燻製化していたので、さっぱり出来た。

水浴び後、田んぼのあぜ道を歩きながら教会に向かう。

その日は日曜日で村人は教会に集まりミサを行う

村の人はクリスチャン

マラプというご先祖崇拝を始め土着信仰がある中で、村人にとって、当時新興宗教であるカトリックをどう受け入れ、融合したか不思議な世界を垣間見た。 とは言え最初にここまで足を延ばした宣教師が宗教を広めていけたのにびっくり、英語も分からぬ村人にどう伝えたのか?と、傍からであるけど宗教とは何なのだろう?と考えさせられた時間であった。

村に戻り、2人が野球を教えたいとカラーバットとゴムボールで子供たちと遊び、残り少ない村生活が終わろうとしていた頃、

村長さんをはじめ、村の人のご厚意で儀式の時にする正装を着用させてもらった。

気が引き締まるというのか?しゃきっとなった。 世話になった母ちゃんと記念撮影

こうして短く刺激的なマノラ村の滞在が終了。

今回村の人とつたない英語で、お互いが理解しようと、親切にやさしく接してくれ、マラプのことを始め、村のこと、生き方等を伝えてくれてとても有意義な滞在をさせて頂きました。 言葉が喋れたらコミュニケーションが取れると思いがちですが、真のコミュニケーションは、英検が何級とかトイック等が〇点以上も大事でしょうが、喋れる喋れない以前に、相手を信用し、相手の気持ちをどう汲み取り、理解しようと考えてあげることが一番重要でないかと思ってます。

一緒に旅したリクとレンにとって、全てが衝撃の連続で、寝付けなかったでしょうが、これから歩む人生で、何かしらのスパイスになって貰えたら最高です。

おしまい

Oji

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