世界遺産スマトラでオランウータンと7種類の霊長類を探して色々と考えた ③
スマトラの森でオランウータンに出会えた そして色んな事を考えさせられたが腹がへった 考えていても腹は空く。 そこでスマトラの果物をその場で切ってもらいブレイクすることにした。
パッションフルーツ、バナナにパイナップルやスイカ 特にパイナップルは缶詰みたいに完熟で甘くて大感動 ランチ前までこの果物サービスを何度かしてくれた。
トレッキング中ウィルソンが高さ30mはあるだろう大木の上に休むオランウータンを発見 ガイド曰くあのオランウータンは野生のオスでこの辺りで休んでたところを偶然見つけた。 居場所が高過ぎで目を凝らしても葉や茎等で紛れよく分からず、ユイとハナは少し飽きがきたであろうガイドから貰ったバナナを食べようとした時、彼がそれに気付き凄い勢いで下りてきた。
現地ガイドらは、ちょっとやばいぞ と緊張しているのが雰囲気で感じ取れ、僕たちは早歩きで彼から遠ざかった。 オスだったからか?野生の風格というのか? 今回のトレッキングで一番緊張したシーンだった
固有種のトーマス・リーフ・ラングールにも遭遇
彼らは人を怖がっていなかった 彼らも知っているのだろう 森が失われ見つけにくくなっている実を捜すより人間を探したほうが甘くて美味しい果物にあり付けることを。
良いものを安く求めている僕たちのニーズから、企業はその要求に答え安く更に良いものを沢山生み出そうと土地を開墾し農地を広げ、道路や電気が通っていない金銭的価値が無い安価なジャングルの土地を購入し工場を建設するなどして、森で息づく動物たちは立ち退きさせられ徐々に食べ物も見つけづらくなっていたところに森で果物を持っている僕らがいるということになる。
お金の動きの変化だけで経済が上向きや下向き豊かや貧しい等と評価されその中で僕らもお給料を貰って、家賃 衣料品 食品など生活費に光熱費を支払って生活するわけだけで安いに越したことないが、この流れのまま進んだ将来は明るいのか?
母なる地球はどうやっても大きく出来ないし限られた地球で僕たちや生き物がどう生きていくか? ライフスタイル?経済システムをどう変えていかねばならないのだろうか? はっきりしてることは自然があって僕らは生かされているってことなんだよね。
パーム椰子のプランテーション、オランウータン テナガザル スマトラのジャングル ここまで来たことで真実を垣間見ることが出来た気がする。 日常では何も感じずに過ごしていたが自分の眼で見て気付けた事がとても大事な気がした。
続く・・・・
観光から旅へシフト 自分の足で本物を感じよう
どんな展開になるかわかりませんが一緒にいかがですか?