セラマット ハリ ラヤ ガルンガン&クニンガン!
バリ島に戻ってきてから早一ヶ月以上掛かってしまい
今までブログを放置してしまいすみませんでした。
最近異様に時間が経つのが早く感じるのは歳のせいでしょうか・・(爆)
現在バリ島はガルンガン!?
バリヒンズー教は2つの暦を使い分けて祭事を執り行われるのですが、
その一つのウクと呼ばれる暦は210日を一年とされ、一番の祭日がガルンガン。
その日は全ての神様からご先祖様までが天界から僕たちの地上界に戻られているとされてます。
そして来月11月2日に天界へ戻られるクニンガンと呼ばれる祭日です。
なんだか日本の迎え盆に送り盆のようですよね。
専門家ではなく、あくまでも素人から思うに、
昔は宗教発祥以前にあった風土や風習がアジア全域が広範囲に同じだった
そんな気がしてなりません。
そこで今回は同様にずっと気になっていた事があったので調べてみました。
それは・・・・
バリヒンズー教もイスラム教も同様に
食べ物は左手は不浄だから右手で食べ、
頭を撫でてはいけないということを
まずはバリヒンズー教から、
バリ島に来てからバリヒンズー教を少しばかし学んだのですが、
バリ人の宇宙感とは
右⇔左、生⇔死、男⇔女 神⇔鬼 のように、
常に二極の中でバランスを取って生きているとされてます。
どっちが良くてどっちが悪いという解釈でなく、
2極あることのバランスこそが大事なんだそうです。
人間の身体にも上方は頭で下方は足と分けられているから、
聖域であるバリの寺院に入る際は、
下方であるもの全てを隠さねばならず、サロンなどで下方である足を隠し、
頭は聖域(神様がいる場所)だから頭にウダンと呼ばれるものを頭に巻き、
女性もお供えものは頭の上に乗せて歩く。
そして気持ちも邪心を取り除き、上方の良心のみとなってから
心も身体も全てを上方にしてから寺院に入るのです。
よって答えは左手は下方だから不浄の手とされて、
頭は上方だからこそ撫でては駄目ということになります。
又イスラム教からその2つの風習を調べてみると・・・・
イスラム教のイスラーム文化センターの情報では、
ハーディーズ(預言者言行録)には「食べる時は右手で食べよ」と
記されているだけで左手は不浄とは明記されていないとのこと。
そして頭を撫でては駄目という行為は
インド~東南アジアのイスラム教に限ってのみらしく、
中東のイスラム教では頭を撫でては駄目ということは無いようです。
へぇ~!!!
で 我ならがに検証してみました。
インド~東南アジア圏にイスラム教が伝来される前は
その地は昔のヒンズー教+精霊信仰が交じり合ってた時代であり、
その後マレーシアやインドネシアなどがイスラム文化に変わってからも、
元々あったヒンズー教+精霊信仰時の風習は風化されずに残ったものこそが、
右手で食べよ 左手は不浄 そして頭は撫でてはいけない
なのでしょうね。
未だ沢山同じ風習が沢山あるんですが今回はこれぐらいにしておきますね。
ともあれ今回は
神様やご先祖様いらっしゃる時期ですので、
改めて神様やご先祖様を敬いたいと思います。
それでは!!
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