尾島のひとりごと

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熱帯魚とバリ島について調べてみた

   

バリ島の海でよく熱帯魚を採取しているおっさんを見かける。 網を持って魚を捕まえようと必死になっていた小学生の頃を思い出す。 バリ島は熱帯魚の輸出業ではかなり栄えているみたいで、そのおっさんも業者に買い取ってもらうと言ってた。

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昆虫も、熱帯魚を取ったら自然破壊だ!!捕り続けたら少なからず影響はあるだろうけど何事も捕り方ではないかと思う。 どうしたら沢山捕まえられるか?と昨今では漁業でトロール漁業などであらゆる魚を一網打尽出来るまで進歩した。 消費者のニーズからのマーケットからか?なぜだか生産業者が沢山生産しないと食っていけない世の中になってきているので、どっちにも問題があるのかもしれない。 技術力が進歩すれば、自然環境のことも考えていかねばならないといけないんだろうけど、バリ島の海で熱帯魚を採っているおっさんにそんなことを言うのは場違いかもしれない。

そんなことがきっかけでバリ島で熱帯魚について調べてみた。

ダイナマイト漁でどっか~ん

熱帯魚でなく僕らが食べる魚の漁について、以前バリ島の北西部辺りでは既に禁止されたダイナマイトを使ってサンゴ礁にいる魚を気絶させたりして捕獲する漁があったところをシュノーケリングしたが、サンゴ礁だった所がダイナマイトの衝撃でボロボロだったけど、所々に熱帯魚が泳いでいたなぁ

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未だ残念だけど近海ではダイナマイトの爆音が遠方から聞こえたりするみたい・・・

シアン化ナトリウム・・・何だそれ?

インターネットのニュースでは人工的に繁殖出来るニモで有名なクマノミなど海水熱帯魚は2%だけで、残り98%の大半は自然の熱帯魚を捕獲されたものだそうで驚いた。 サンゴ礁は大きな魚に捕食されないように隠れやすく、サンゴ礁から提供される有機物もあって熱帯魚にとってまさに楽園。 だから熱帯魚を捕まえるなんて至難の業だろうけど、どう捕まえてるんだろう?

以前スタッフの一人がバリ島北部では薬で熱帯魚を捕まえてると聞いたことがある 早速調べてみたらその薬はシアン化ナトリウムみたいで今それが深刻な問題になってる。

シアン化ナトリウム 別名青酸ソーダで青酸カリと同じ毒性で水中で目当ての熱帯魚の前に液体のシアン化ナトリウムを吹きかけると、魚は呼吸が出来なくなりバランス感覚を失うらしい。 そうして捕獲された熱帯魚の大半は死んでしまう。 以前学生の時、ニモを飼ったけどすぐに死んでしまった。 当時海水熱帯魚は直ぐに死んでしまうから飼うのが難しいと言われてたけど、問題はここにあったのかもしれない

問題は熱帯魚だけじゃない

目的の熱帯魚が被害を受けているだけでなく、熱帯魚が生息するエリアもシアン化ナトリウムの害が及んでるみたい 1匹の熱帯魚をこの方法で捕獲する際に1ヤード(ほぼ1㎡弱)のサンゴ礁が死滅してしまう。 サンゴは生き物の餌になる有機性を作り出す海のゆりかごで全海洋生物のおよそ25%が死ぬまでの間にサンゴ礁に関わって生きているとされているから、サンゴ礁の生態系の崩壊に繋がってしまいかねない。

バリ島はシアン化ナトリウム漁はやっていない?

いろんな人達に聞いてみたけどバリ島は以前は盛んだったけど今は少ないみたい。 ただバリ島以外のインドネシアやフィリピンでは今も盛んにこの漁をしているとニュースでされていた。 先日アースデイでブログをアップした際に書いたけど、自然のリズムを崩さずに僕たちが発展していくにはどうしたら良いんだろうね??

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いろいろと難しい問題 何事も行き過ぎてしまうとバランスが崩れちゃうのかな? 僕もだけど何事もお金ありきが第一で行動すると今ある自然のことは全く考えなくなってしまうんだよね なによりこれからも美しい海がずっとあることを祈りたいね

おしまい

九州で今も尚起きている震災が早く収束しますように。

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