尾島のひとりごと

一度っきりだよ人生は! ワクワクドキドキ一緒にしましょぉ

絞め殺しイチジク??

      2016/02/04

タイトル 凄い名前じゃないですか?

絞め殺しイチジク

熱帯の森  歩いたことありますか?

結構薄暗いんですよ うっそうとして何気に歩きやすいんです。
太陽光が入らないので地面から草木が生えづらく枯葉ばかりなんですわ。

だから森の木々は太陽のあたるところぐらいから枝を伸ばすんです。

こんな感じで。

そこでこの手のイチジクは、
まず太陽の光のあたるところへ移動するわけですわ。

といっても、イチジクには足が無い・・・・・

ではどうするかというと?

鳥や動物などに食べてもらうんですよ 自分の実を。

そんでもって、彼らがウンチをしたときこそがチャンス!!

いろんなところにウンチをしますが、やっぱり鳥などは木の枝に止まるでしょう。

そこには太陽の光が降り注いでますもんね。

太陽の光ゲット!! ウンチという肥料ゲット!!

後必要なのは?

お水ですよ!

熱帯雨林だけあるから雨は特に困らないじゃん とお思いの方!

木の天辺あたりは風や太陽の光や高温なこともあって、
緑の砂漠と言われてるんですよ。 
すぐに水が蒸発してしまうところでもあるんですね。

だから このイチジク君は どうするかというと、

根っこを地面目掛けてつつぅ~っと伸ばしてくるんです。

そうして地面まで到達できると 水ゲット!!となるわけですな。

そんで地面と繋がった根っこは太くなり、一本の根っこだけでなく、
何十もの根っこを伸ばしてくるんです。

こんな感じに。

そこで元々居てた木君はというと・・・・・

堪ったもんじゃないですよね。

「俺の上から突然来やがって、
どんどん俺がお前の根っこで埋もれるじゃねぇか!!」

って具合に。

その彼・・・仕舞には、結局のところイチジクに葉っぱを覆われ、
光を失い水を奪われ、餓死してしまうのであります。

そしてイチジクは自分の居場所として確立できるのでありますな。

ネーミング的には元々居る木を締め付けて殺してしまうイメージがありますが、食料などを奪ってしまい最後には餓死させてしまっていたのです。

本当に熱帯地方には絞め殺しイチジク系は多いっすよ。

バリ島の寺院にもありますよね。

あとベンジャミンもね。

なんでこんな根っこしてるのって思った方も多いと思いますが、
意味があったんですな。

でも・・・・・

この絞め殺しイチジクは 実に奥深い戦略を持っているのです。

次回にしましょうね このネタ。 

自然はスゴイ!!

ほなまた!!!


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