一年に一日 バリ島が静寂に包まれる日 ニュピ
まいど バリ島より尾島です。
今週3月12日はバリ島全土が静寂に包まれる日だったんです。
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バリ島はインドネシア国内、唯一ヒンズー教を崇拝している島であり、
バリ古来からの精霊崇拝をミックスした独特なバリヒンズー教。
その宗教礼拝などに用いる暦はウク暦とサカ暦の2つを利用し、
サカ暦上、ニュピと言われる日こそが最も大きな祭日なのです。
そのニュピの間は、労働 外出 火の使用 殺生を禁じられる日であり、
ヒンズー教でない人々、もちろん観光客も守らねばならなず、その日は丸一日
空港も閉鎖され、バリ島は全て静寂に包まれるのです。
ではなぜ
あらゆることを禁止しなければならないのか??
バリの人達の考え方には、
全てには2極あり、その中でバランスを取りながら生きている。
上があれば下 男がいれば女 神がいれば鬼 右があれば左 白黒 等々・・
そのバランスを大事にしながらに生きているんだ。
だから上側の極が神であり、下側は鬼になることもあり、
道端(下)にお参りしているお供えものは、神様にではなく、
ブタカラと呼ばれる悪霊に対してなものであり敬意を示し、
上側にお供え物は神様に対してのお供え物ということになる。
そのニュピ日は下(冥界の大掃除)であり、僕たちが住んでいる地上界に
ブタカラ(悪霊)が上がってくる日なんだな。
バリの人達はその前日が大事になってくる。
あらゆるブタカラ(鬼)出てくるであろう場所に大きな音を立てたり、
松明などで炙り、鬼を追い出そうとする。
そのブタカラ(鬼)を偶像化させたものがオゴオゴと呼ばれる山車であって
前夜にみんなで練り歩く。
大きく電飾付きのもあれば、
バリ島全土 沢山のオゴオゴが担がれバリ中の道を練り歩く。
そして次の日12日の朝6時~13日朝6時まで、本当に悪霊が地上界に
いるわけで、悪事を企てずにそのまま過ぎ去って冥界へ戻ってもらう日なんだと。
ニュピの日こそ、バリ島を感じられる日だと思う。
是非ニュピに合わして、バリ島に来てはいかがでしょうか?
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ありがとうございました。