バリ島東部 霊峰アグン山の噴火警戒について
平穏だったバリ島・最高峰アグン山が50年振りに目を覚ました
バリ島東部に君臨し、バリ人に信仰される霊峰アグン山 標高3142m
今月22日には警戒レベルが最高の4に上がり、直接的被害が予想される地区から既に5万人以上が避難。
今後どんだけエネルギーを放出するか?逆に噴火せず落ち着いてくれるか?今は誰もわからない。
海水が太陽に熱せられ水蒸気の含んだ風となり、山がその風を急上昇させることで冷して雨を作り出す水の供給源で生命の源。 以前ナショナルジオグラフィックに記載されてたが、地球上の活火山帯が大陸の1%に満たないのに、全人口の10%がその活火山帯に密集して生活している。 豊潤な産物を生み出してくれる一方で、時に猛威も振るう 今が正にそのタイミングで、僕らは何をする術もなく状況を見守るしか出来ない。
バリヒンズー教ではアグン山が最高神。
アグン山抜きにバリ固有の宗教や宇宙観は語れないし、世界中の人達を魅了するバリ島の中核。
政府機関の地質調査チームのリリースでは、何時噴火してもおかしくないと予想してるけど誰もわからない。
溶岩流や火砕流、土石流など、直接的被害が出ない区域に大半の観光客やバリ島民が凝縮して滞在してるけど、風向きによってこの辺りに火山灰は降ってくるだろうし、空港も閉鎖してしまう可能性だってある。
外様の僕はバリ島の土俵でビジネスさせて貰えるのも、アグン山有りきのバリの文化や伝統芸能があるからで、バリ島に生かされてる。 自然のリズムに逆らえないけど、万が一大惨事になっても円滑に事が進められるよう考えつつ、これからの状況を見守りつつ、アグン山が落ち着いてもらうまで時が過ぎるのを待つしかない。