亡くなった人と供に生活するトラジャ族 バリ島から1.5時間のスラウェシ島の旅
前のブログでお伝えしましたが、4ヶ月前に亡くなったお婆ちゃんと一緒に住んでいるトラジャ族にびっくり
逆に今まで僕が抱いてた死の恐怖感→(死んだら終わり)が、トラジャ族の生死の宇宙感を知ったことで不思議と怖さが無くなった気がしたのか?麻痺してしまったのか??
更にジョアンさんの後ろに跨りバイクで村のトラジャ村北部をツーリング
トラジャ北部の山間の景色 この岩塊は大昔地中のマグマがぐつぐつと沸き立ち、噴火寸前で地上に噴出でず、地中でゆっくり冷えた墓石の御影石で有名な花崗岩が点々と棚田に散らばっていました。
そして、その岩々に細工が施されているのに気付きました。
バイクを降りて、近づいてみる
大きな岩を刳り貫いて作ったお墓でした。
その地域で一番大きな岩には墓がびっしりと刳り貫かれてた
そして南部エリアへGO!
北部と同様に素朴で田舎な風景ですが、地形は一転、切り立った岩山が壮大でした。 この岩山は大昔の海底が持ち上がった昔のサンゴ礁からなる石灰岩ですね。
お墓は岩を刳り貫いているのは一緒
同じく横穴を作ってご先祖様が眠っているわけですが、北部の村と違うのは、
生前の姿をしたタウタウと呼ばれる木製人形が何体も上から見下ろしているのです。
出来るだけ高くにお墓を作ることで魂が早く天の世界へ導かれると言われ、ご先祖様が現世の私たちの生活を見守っているようにも見えます。 個人的にですが無表情で若干気味悪かったです
今も同じように岩を刳り貫いたり、岩の近くに墓小屋を作ってました。
このトラジャ村では、亡くなった方を3年に一度、外へ出し服を着替えご先祖様と今も現世と繋がっているパレード マネネと呼ばれるお祭りが8月にあるそうです 不思議な世界ですね。
更にジョアンさんに案内された場所は、かなりの衝撃を受けました
洞窟内の至る所に頭蓋骨が物々しく並ばれ、タウタウ人形らが僕を見下ろしてる ジョアンさん曰く、更に昔のお墓だそうです インターネット検索すると棺が老朽し崩れ落ちてきた骨を並べてるみたい。 棺が洞窟の上方に置かれるってことは同じく天に早く到達出来るようにという願いがあるのでしょうね。
トラジャ特有の家屋トンコナンスタイルや木製の棺が船型に見えるのは、元々トラジャ族は海洋民族で山へ移り渡ったのではないかと言われてます。
北部も南部も地形は違えど基本に岩に横穴を掘りご先祖様の休む場所として崇めているのは一緒でした。 その土地々で、その人達のライフスタイルや宇宙感には度肝を抜かれました。
まだまだ次回に続きます!!
観光から旅へシフト 自分の足で本物を感じよう
どんな展開になるかわかりませんが一緒に冒険しませんか?