尾島のひとりごと

一度っきりだよ人生は! ワクワクドキドキ一緒にしましょぉ

魔物の住処バリの離島・ペニダ島へ訪れた

   

久々にこんにちわ

今回バリ島からスピードボートで40分にある離島ペニダ島へ行ってきました!

まずペニダ島がどんな所か説明する以前にバリ人の考え方についてお伝えします。

バリの人は二極の中でのバランスとって生きている。

男ー女 右ー左 神ー鬼 正ー負など全ては2つの極でバランスで成り立ち、雨が降り続けば洪水に、晴天ばかりだと干ばつのようにバランスが崩れると物事がうまく進まない どちらも崇めバランスを保つ。 その中で最もたる2極は山ー海と言われ、最高峰のアグン山が+の正で海が-の負 そのマイナス上にあるペニダ島が一体どんな島か?非常に興味があって行ってきました。

島に到着時に知り合った桟橋で荷物を運ぶ仕事をされるローさん宅に泊めてもらうことになった。

ローさんの奥さんに、ペニダ島では有名で、会社の神棚に祭られているダラムペッド寺院を参拝したいと伝えたら、僕にまずシャワーするように促しバリの正装を出してくれてた。 身も知らぬ突然現れた僕にお供え物と線香、バイクまでサクっと用意してくれ早速お参りに出掛けたぞ

今までバリの友人に付いて行って参拝をしていたが、今回は僕一人での参拝

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参拝の段取りの分からぬ僕に寺院の僧侶が色々と教えてくれ参拝が出来た。 神様に自然や地元の人に失礼が無いよう、沢山の発見や出会いがありますようにとお参りをした。

魔物のリーダーが祭られてるダラムペッド寺院?

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かつてペニダ王国のムチャリン王が人神になった所で、この村で瞑想をしてシヴァ神から強大な力を得て顔も恐ろしくなり、叫べばバリや天界にも響き渡たり恐れられていた。 ちなみに王の名のムチャリンは牙の意味

他の神もこの王をコントロール出来ず、最後は雷神インドラ神が地上へ降り王の牙を切り取って一件落着かと思いきや、王は暴風雨神のルドォラ神に懇願し、妖怪や魔物のリーダーに、又破壊女神カーリーのお気に入りとなり、人の命を取ること海の支配者になったそうだ。

バリ倶楽部の佐助の情報では、昔バリ島に妖怪や魔物がいて、人間がバリ島で開墾し住み易くするため魔物にペニダ島へ行ってもらったとされ、そのリーダーがこの王らしい。

今でも年に2回 妖怪や魔物、そしてこの王(神)に、バリ島の土地を譲ってくれた感謝と、引き続きバリ島へ入らず悪さしないよう供養してお願いするそうだ。 もう一つにバリ島を海から守るという寺院でもある。

次にローさんの奥さんからダラムペッド寺院に行くのであれば、ギリプトゥリ寺院も行きなさいと勧められたので、其の足でギリプトゥリ寺院にお参りへ行った。

寺院の写真は撮らなかった 気軽に撮れる雰囲気で無いインパクトだったのだ

最初に参拝した寺院に小さい洞穴があり、奥へ入ると大きな空間と広がり幾つか寺院がある。

一つずつ洞窟内の寺院で参拝し、途中上半身の服を脱ぎ、頭から聖水を掛けてもらい心身供に清めたり、詳しい事はわからないが、ここは生まれ変わる寺院と言われ、洞窟こそが母さんのお腹、清められた聖水は羊水、洞窟を出た時に新たに産まれ変わる。 何も知らなかったから余計にインパクトのある寺院だった。

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この寺院で戸惑っていた僕に一緒に参拝しようと誘ってくれた人達と洞窟を出て記念撮影

初日から沢山の人達に出会い助けられ充実した一日だったが、夕方ローさん宅に戻ると僕がペニダ料理を食べてみたいと伝えたからレドレドという料理を作って僕の帰りを待ってくれていた。

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豆の皮も一緒に煮込んであって若干の苦味があり素朴で体に優しい味だった。 身近に海があるのに魚介類が使われて無かったので、この島を調べると人口の約75%は農民だということが判明。 サンゴ礁が隆起して出来たから土が乏しくサンゴ礁の白い石灰岩の石だらけの厳しい環境下でタピオカなるキャッサバ芋や豆の仲間を育て、今も島民はそんな過酷な下で自然と向き合っているのに驚かされ、ペニダ料理作ってくれペニダ島を教えてくれた奥さんに感謝した。

夜はみんなでカラオケ?

夜ローさんが「今晩は満月で家寺でお祭りだ 歌いに行くから来るか?」と誘ってくれた。

カラオケはお酒を飲んだ時に行ったりするけどペニダ島でどんな歌を歌うのか?興味津々で連れていってもらった。

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家寺の外で歌う前に祈り、

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夜9時頃から始まったこの唄はキドゥンと呼ばれ神様に捧げる意味があり2人の掛け合いで1パートは30分程 ローさんと他5人で代わりながら2時間以上続いた。 歌詞はバリ語や古代ジャワ語で全く意味が分からなかったが、この場に居て気付かせもらったことがあった。

このように宗教事等で寄り合いがあることで人々は集まり、苦しいこと楽しいこと 辛いことや幸せなことなど、全てをみんなで共有し生きているということ。

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人と人が集まることが非常に大事に見えた

今の世の中何故かお金有りきでお金が無ければ生きていけない そんなスパイラルが良かれ=経済発展と思い込み生きているのかな? みんなに平等にある時間は限られているわけで、仕事をとるか?寄り合いに行くか?の天秤に掛けなきゃならない。 仕事(お金)に比重が傾けば、寄り合いに行かない代わり仕事をするからお金が溜まり、そのお金で海外旅行やレストランで美味しい食事も出来るだろうが、気付いたら仕事以外の人との繋がりは徐々に遠く離れてしまうようにみえる。

僕も忙しければ寄り合いより、家でゆっくりとテレビを見たりインターネットをしたりと、日常生活が忙しくなればそうしたくなってしまう。 ただそう続ければ、お金はあるが自分は人とつながりの無い個になってしまう気がする

先月奄美大島に行った際 大和村の国直海岸の民宿で、今当にその二極をどうすべきなか?そしてどうこの地域を盛り上げられるか??を、青年団の若い衆が集会場に集まり夜遅くまで熱く議論していると聞いた。

バリ島も奄美も奇麗なビーチや森など自然があって、都会から移住する人達もいる。 村にとってもウエルカムだが一つだけ約束がある 村の集会や行事には出席すること。 人付き合いが苦手な人は村の生活に馴染めず出ていく人もいるみたい。

最近は田舎を離れ都会に一極集中的に人口が増加してる。 そっちのほうが便利だもんね・・・でもどうだろう? 若者にとって出会う機会をどう作るか?と婚活がビジネスになり、介護や老後の年金問題に孤独死など聞きたく無いニュースを頻繁に見るようになった 今に至るお金在りきの経済発展はこのままでいいのかどうなのか?

ホント難しいけど楽しそうなのは人と繋がりがあったほうが良いのかな?と最近特に思う。 これから更に技術発展が進み、様々な分野でロボット化され、ロボットが恋人になるだろうし、料理も掃除も運転もしなくてすむし、仕事も介護もしてくれるだろう 便利だけど逆に僕のいる意味はあるのか? 人間が必要の無い世の中になっていくのかな??

今世の中はバリ島から学んだ2つのバランスをどうとるか!そんな気がする

内容が脱線しすぎました。 このブログから離脱した方が多いと思うけどペニダ島の自然も凄かったぁ!!

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ブロークンビーチ

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クリンキンビーチ

でも一番の思い出に残ったことは自然の雄大さより人との出会い 人との繋がりがあることで文化や伝統が濃く受け継がれていくってことを肌で感じられたことだった。

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ありがとう ローさんとお母ちゃん

ほんと最高な旅でした

おしまい
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どんな展開になるかわかりませんが一緒にいかがですか?

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