尾島のひとりごと

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ランカウイ島で空飛ぶサル?? 

      2016/02/04

ランカウイ島でジャングルに囲まれているダタイやアンダマンホテル、ベルジャヤビーチリゾート等では夜に行動する動物達が比較的安易に観察出来ます。

その中でも木から木へ飛び移るムササビが有名ですが他にこんな子もいるんです。

ムササビの仲間に見えますが・・・・

マレーヒヨケザル とよばれ、ムササビなど

昔はモグラの仲間やオオコウモリの仲間に入ったり出たりしてましたが、
歯の形状、滑空する皮膜に育児の方法、そしてDNA解析から独自の皮翼目に分類され、もっとも僕らが属する霊長目に最も近い目となってます。

そんな野生のヒヨケザルがランカウイ島で比確的に簡単に観察できるのです

ダタイやアンダマンホテルでは宿泊客に対して無料でモーニングウォークや
イブニングウォークを催行しており、イブニングウォークではホテルの
敷地内を歩きながらムササビやヒヨケザルなど夜行性の動物などを探したりするんですね。

イメージ出来ますか?
ねずみの仲間は上前歯(門歯)が長いのが特徴でげっ歯類。
それに対してヒヨケザルの上門歯は短く下門歯は櫛状になっているんです。

イメージしづらいですよね・・・ 
リスやねずみのような前歯でないんですが、このような特殊な歯形は
多分樹液を濾し取ったりするのに有効なのでは?とされているんです。

又手足は同じ長さで、皮膜は首から手 そして足 そして尻尾までに繋がっており、6角形の形状で最長100m以上を滑空することが可能だそうだ。
*ちなみにムササビは無風の状況では15~20m程。

長距離移動することが可能なので、霊長目と同様に顔正面に対して目があり、
遠近などを立体空間で把握することが可能なんですね。

食性は木の樹液や芽に花、実等で、ジャングルで食れる木が限られていること
で、一度の滑空で遠くへ移動し続け進化したのではないかとされている。

ダスキーリーフラングールと同様にリーフイーターなので、消化器官に
食物繊維を分解してくれる細菌を共生させていることもあるので、
子供はお母さんのウンチを食べたりし、細菌を自分の体内に取り込み、
自分が食べれる木の匂いなどを学ぶそうですな。

日中はホテルのロビーなど 結構開けた木にカモフラージュしながら


休んでいる姿が見つけられます。

時間があれば、目をワイドレンズにして 日本とは違うジャングルの動物を
探してみてはいかがでしょうか??


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