マレーシア・インドネシアの文化を考えた
東マレーシア・トレンガヌという町にはマレーシア国内最大の博物館がある。
自分自身・自然バカが唯一の取り柄でもあったが、バリ島に来てから
文化や宗教、歴史などに興味を持ち始めたこともあり、トレンガヌ博物館を一度訪ねることにした。
まずびっくりしたことは
1.昔ながらのデザインを元に作った博物館の大きさ。
2.染物や織物など遠く離れたインドネシアとほぼ同じであったこと。
3.バリ島と比較して、宗教は違えど昔は一緒の習慣やならわしなどが
すごく似通っていたこと。
現在、国教はマレーシア国はイスラム教、インドネシアもイスラム教であるが、
なぜかインドネシアの国土の0.3%のバリ島だけがヒンズー教という
不思議な所である。
が、イスラム教が国境になっているマレーシアでも
ヒンズー教文化が繁栄していた時期があったのだ、という裏付けとなるような
バリ島とかなり似た習慣があったのだ。
マレー半島の西側のくびれの部分(ランカウイ島の州)から
マレーシアにイスラム教が伝来したといわれている。
アラブからの香辛料貿易の基点であったためだ。
その反対側のマレー半島の東側のくびれのあたりがトレンガヌ。
ランカウイ島にも劣らずにイスラム信仰が強くモスクが沢山あった。
自然だけでなく、文化や歴史に宗教に興味を持ち始めたら、
旅へ出ると、いろんなところで繋がってどんどん面白くなってきた。
知れば知るほど奥深く 面白い なんというべきか
いわゆる 自分がオタクなのだろう。
でももっとこれからもいろんなものを知ってみたい 勉強してみたい。
そんな旅であった。