尾島のひとりごと

一度っきりだよ人生は! ワクワクドキドキ一緒にしましょぉ

ボートに乗っていざチェンライへ! いゃ なんだか臭いぞ

   

コック川のあるタトン村は


この川を下ればゴールデントライアングルことミャンマーとラオスとタイとの国境沿いのチェンライへ
向かうことが出来、そしてこの川はメコン川の源流へと合流するのだ。

ガイドに半ば無理やりお願いして実現が出来た。


いざ出発!!


ロングテールボートを扱う今回の運ちゃんはこの兄ちゃん


道路が無いから地元の人達が川で水浴びしてたり


川魚を取ってたりと、観光というフィルターが掛からない原色が見えた気がした。

ただ・・・・・

今回の旅で一番気になったのが


野焼きされてたのです。

その前の道中でも

乾季から雨が降り出す時期だったからか?至るエリアで焼畑が盛んに行われてました。

改めて焼畑をウィキってみたら
1.熱帯雨林の酸性が強い土壌を焼いた灰で中和させたり肥料となる役割がある
2.熱により種が休眠しているのを覚醒させる
3.雑草・害虫や病原菌の撃退

などなど・・・・
 
ずっと同じ地を使うことが出来ないから焼畑しながら移住す伝統的な焼畑をする山岳民族。

タイ政府は焼畑と森林伐採は自然環境保護の観点から禁止にしているのです。

今までしてきた農業が出来なくなった山岳民族はどうなるでしょう?
移住は出来ないことから所有していた土地は痩せて、農薬や肥料に頼らなければならず、
そんな十分な資金は持っておらず、農業に困った人達は賃金を稼ぐために村を出て都市へ流れていったのです。

が・・・・・・・・

彼らには学歴やタイ語も話せず職探しは困難なものであり、
差別と悪状況下の中で働かねばならない状況でもあります。

終いには山岳民族の女性は売春などの仕事をするようになりエイズが蔓延し、
又はヘロインなどケシの栽培や麻薬中毒となるなど悪い状況になっていきました。

今では観光資源として山岳民族の村そのものが都市部に移住し観光客に写真サービスを
しているようにもなってます(でもそれはそれで資金を調達できるのであれば良いとも思います)

そこで前回のブログで書きましたが、なんとかその負のスパイラルを打開せねばということで
王様自らが動き出したロイヤルプロジェクトがあったのです。

王様だけの力も偉大でありますが、未だ全ての山岳民族にその流れが入ってきていない気がしました。

そこで他にもNPOやNGOなどが協力して山岳民族を支援しようといった取り組みも出てきているそうです。

タイに入った時に感じた焼畑で空がどんよりと曇ってる感じが嫌になりましたが、
焼畑をせねばならない山岳民族の人達がいるこのタイ北西部。


さぁどうするべきなのか?  色々と考えさせられました。

次に続く・・・・・・


その土地の色などをちゃんと伝えたい ランカウイ倶楽部・バリ倶楽部はそんなツアーを企画しております。

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